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2004.04.07

定期更新@コミックフラッパー

 メディアファクトリー刊行『コミックフラッパー』の2004年05月號掲載リストを更新して来ました。詳細は、拙宅をご覧になっていただくとして、かいつまんでコメントなど…

 表紙OKAMAによる、春風に戯れられるお嬢さんお御足拝見なのですが、スカートが只の花柄かと思っていたら凝っています。
 ファティマは、お月さん無くなりました。ムーンロストと言う訳ではないでしょうけど… 素人考えだと、お月さんがなくなると大変です。地球と月は木星系のそれより質量比が近いです。父親と幼児くらいでしょうか。お父さんが子供の両手を握って、グルグルとメリーゴーランドみたいに振り回しているとします。子供は空を飛んで居るみたいで喜んでいます。ところがそこで、手がすっぽ抜けてしまいます。子供も大変ですが、お父さんはどうなったでしょう? 今までかかっていた子供の体重がいきなり消えると、運動不足のお父さんなら丁めいたあげく尻餅をついてしまうでしょう。いきなり月が無くなった地球も、潮の満ち引きだけではなく、地軸も蹌踉めき公転軌道もおかしくなり、当然有史以来の大震災と大津波が荒れ狂うのではないでしょうか? ファティマ作品中でも、姿は見えずそこへ行っても障れずとも、月の質量分の力が依然かかってないと、気づけば無くなっていたとはならないはずですね。さぁて、どんなネタだろう?
 アタゴオルは猫の森は、4C原稿が2P入っています。この作品はマンガ少年時代からのお気に入りでして、各誌を渡り歩きつつ今はここに腰を据えています。アタゴオルのために、努々休刊にならないように頑張れとほざいたら、おこられちゃうかな?
 トランジスタにヴィーナスは、花の輝き編が終了。幸運能力といえば、ラリー・ニーブンのノウンスペースワールド作品の『リングワールド』(早川書房 ハヤカワSF文庫)に出てくる女性を思い出します。もっともこちらは、パーティのお護りになるどころか、本人が幸福になる為だけに周りを歪める唯我独尊的で、傍迷惑なだけでした。
 刀神妖緋伝は、またもや新キャラでバトル好き。女の子ですけど… その内どこかのソフトハウスが、格ゲーの企画でも持ち込んできそうですね(汗;)
 すいむは、スク水好きへの直撃を意図したモノかと… もてるがニブチンの主人公はお約束ですが、報われない森野が、可哀想だから(以下略)ってなります。定番だと告白できずに失恋し、横からちゃっかり君にカッ攫われる役どころですからね。ママさんだけが気づいたみたいですね(言迷;)
 読切のスクリュー気味は、海千山千ですね。当たり障りない定石を踏まえてばかりで、毒がありません。本を閉じれば忘れてしまいそうです。
 サンセット・オッパイザーも、どことなく穴埋め的で、やっつけ仕事のような気がしないでもないなぁ。稿料が安いか担当に嫌気が差しているか、流しているようでパワーが感じられない気がします。
 彼女は半透明は、不定期の読切連載。透明人間に付き物の、透明人間は光が見えるのかと突っ込みたくなりますが、そんなSF的設定を見せる作品ではありません。むしろ、ボノボノと青春していますが、社会的に心理的に無視されたり差別迫害される象徴としてのキャラクターとして据えていると思います。周囲の人が相手にしない人間は透明人間と変りありませんし、本人が意図的に罹患していない奇病等で差別を受けるのは社会的偏見の醜い部分です。いじけずに直向きに頑張るところや、そんな些細なことを気にかけないお相手とか、結構注目している作品です。

 メディアファクトリー自体は、古い漫画の再販やゲームなど原作のノベライズを出しているところで、それなりにきつそうです。フラッパーには、気に入っている著作者の作品も連載されているので、下手に足掻いて変な梃子入れをせずにやらせて欲しくなりますね。無理させているのが、時々痛々しくなります(汗;)

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