定期更新@少年A増刊 特濃
角川書店刊 月刊漫画雑誌少年A増刊 隔月刊漫画誌「特濃」の掲載リストの更新を、拙宅で行なってきました。メインコンテンツは、清涼院流水の漫画特集。表紙をチラリと見ただけでは、これが特濃だとは思えませんでした(汗;)
表紙で大きく断っていたように、清涼院流水原作の漫画がほとんど。この方とか、せめてミステリーに興味が無ければ、多分、騙されたという感じかもしれません。次号は、黒鷺&MAIL特集と予告を打っていて、こちらはホラー関係。増刊とは言っても、毎回テーマを変えての特集号として展開していくつもりではないでしょうか?
誌上通販は特に無し。
「エキストラ・ジョーカー」は、特集の一環で、あすか系女性向け雑誌で本編は展開している模様。初動捜査を終えて、音を上げて応援を頼んだところでお預け。続きは単行本でということらしい。
「探偵儀式」も、以前掲載した分の再掲。来月出る単行本の試読用途で、余り興味がない者にとっては、合わせて100pちょいを、有料の体験版として購入したことになる。なんだかなぁ…
「黒鷲屍体宅急便」は、読み切り連載のホラー物。ネタは嬰児だが、もう一方の連載MAILの主人公秋葉がからんでくる。謎を一つ残して、次回に引いている。女は怖いし、報われないねぇと言う話し。
「時をかける少女」は、今回が最終回。筒井康隆原作のこの作品で、ある少女アイドルを思い浮かべたなら、お歳がバレる。何回か映像化していて、今回の漫画化は久振りでした。キーとなった彼が、正体と舞台裏を明かして終幕。僅かな希望を残しています。この作品の作画者は気になっているので、又別の作品を読んでみたいですね。
「最近のヒロシ2」は読み切り連載。イベントネタはともかく、腕のイラストって、刺青? 顔に虎の模様を描いて、額にNOMADと文字を入れると… ベスターですが(笑)
「デリつま」は4コマ。1の副題「レイニーブルー」は、もしかしてあれかなと勘繰ったり。「樹海の糸」で、私は醤油は冷蔵庫がホームポジションだったりします。湿り易い挽いた珈琲やスパイス類も低湿の冷蔵庫に入れてますね。4の髪型3種類。009? ロック? シマック? とか勘繰るもののネタが見当付かず。6の「カエアンの聖衣」は、あれですね。バリトン・J・ベイリーのやつで、これですね。日本で出て20年近く経つのに、未だ新本が入手可能です。ちなみに漫画は小説とはネタ被っていません。
特濃はもともとキワモノが多く、名の如く、とても濃い方向けなのです。ですが、今回は思いっきり絞り込んできていますね。定期購読には向かず、店頭でパラパラとめくってみて、波長が外れ過ぎていないか見極めてからレジに向かった方がよさそうです。回転を重視するコンビニでは、間違ってもおけない雑誌かと。思わず配本を切りたくならないのかと、書店の担当者の方の顔色を伺いたくなったり…
新本屋ではずいぶん前から、立ち読み対策などで、特に付録付雑誌やコミックを中心にビニ本にしている書店が大半かと思います。新古書であれば、古本屋で読めたりしますが、新刊はねぇ。宣材として、同時期に出るコミックの10ページ程や1話だけを詰め合わせた小冊子が、フェアの時などに置いてあったりします。定番化してくれないかなぁ。或いは、雑誌並の紙質での廉価本で、プッシュする商品の1話だけの詰め合わせ本を売り切りで出すとか。スタンドなどによるPOPもわるくはないのですが、雑誌の掲載作を知らない飛び込み客を引き込む為にも、袋詰めが日常化した今に合う企画が欲しいですね。身を切って試読用に1冊だけ袋に入れない本を置いているところも見かけますが、基本的にそうした本は売れませんので、持ち出し無しにアピールできる手段でもあれば…
雑誌(或いはその増刊)の定番企画でそれをやられると、外した買い手にとっては、広告を買わされたぁと来るので次からは売れ難くなるような気がします。安くて厚くても、投稿企画や広告がかなりを占める雑誌は、小説や漫画などではなく広告を買っている気分になり易く、なんで金出して広告をと怒りたくなると思いませんか?
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