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2004.07.11

2代目 トップをねらえ!

 『エースをねらえ!』でしょと突っ込んだあなたは、お歳がバレる(笑)  『トップガン』にしても同じ。それらのパロを称していつつ、熱血と根性をベースに、自称SFアニメとほざく似非SFモドキよりよっぽどSFしていたと思うOVA全6話の怪作。それの後継と称する『トップをねらえ2!』が、ガイナックス20周年記念企画としてスタートしたらしい。

ガイナックス

トップをねらえ!
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 後継ぎの方は、どうやら『宇宙怪獣』・『熱血』・『少女』の3つのキーワードだけは受け継いでいるらしい。つまり、世界が同じらしいということ以外は、ヒロインも主役メカも一新されている。彼のサンライズのガンダムが、戦争の主力兵器として単座搭載型の人形兵器を大漁に導入していて、主役級の登場人物の乗機種は『ガンダム』の銘が名付けれれているという程度の共通点しかないシリーズ群と似ているかもしれない。

 前作の粗筋を簡単に述べると、ある日宇宙怪獣の大群が太陽系を襲ってきて、それらを全長10000Mを越える巨大戦艦隊とガンバスターをフラッグシップとする人形の搭載機群とで迎えうち、遂にはその本拠たる銀河系中心核星域をBH爆弾たるバスターマシン参號で時空間毎吹き飛ばし、強制起爆時のウラシマ効果で一万二千年後の地球へと漸くヒロインたちが帰りつく。他のこの手のアニメと異なる見所は、ワープ航法はあるものの、浦島効果を必然のものとして受け入れていること。ジョー・ホールドマンの『終りなき戦い』のように、戦場にある者は千秋一日のごとく後方に帰る度にあっという間に老いさらばえていく知人と顔を合わせ、戦争に注力される為一向に復興しない国土でで苦労の日々を送る者はたまに返ってくる過去に留まったままの若々しい旧い知り合いとの間に時間の壁を感じてしまう。そして、地球人だけが生き残る事を目標とする彼らは、地球を脅かす宇宙怪獣を葬る為に、戦場となった第13番惑星の雷王星を共に葬り、木星をブラックホール爆弾の起爆剤と変えて銀河の中心核星域を丸ごと葬り去ってしまう。
 スケールは大きい。
 戦争というモノが、持てるものを全て用いてでも、相手をより早く称申し尽くさせ尚且つ自分は踏み立っている物とすれば、まさしくなりふり構わず全てを投げ打ってやった戦争だと思う。その戦争の影では色々と悩む者がいて、死病に蝕まれる愛しき者を置いて時間の進み方の襲い戦地に行かねばならない者もいたり、数年後から遭難直後に等しい船へ家族を救いに行こうとする者もいる。単なるパロディや熱血に目を奪われるのも楽しみには違いないが、例えば最終6話の演出では、なんでこんな画面をと思わせておきながら、最後のシーンでそれを解除することでそれまでの暗雲とした戦争が漸く終わり安らかに帰りつけたのだと言うことに生かされる。
 作り手は同じガイナックスではあるが、間にエヴァが合ったりと温故知新な事をやらかしてはくれまいかと、只ひたすら期待してしまう。

 『トップをねらえ2!』は、2004-11/26よりDVD全六巻シリーズで発売開始予定。発売はバンダイエモーションから。
キャラクターヴォイス
ノノ:福井裕佳梨 ラルク:坂本真綾 チコ :沢城みゆき カシオ:山崎たくみ ニコラ:岩田光央 

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