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2004.10.07

定期更新@COMIC FLAPPER

 メディアファクトリー刊「コミックフラッパー」2004年11月號の掲載作リストを、拙宅で更新して来ました。

 表紙は、OKAMAで『雅な烏天狗っ娘』。絢爛な和服っぽい子を着た鬼っ娘かと思ったのですが、額の角に鼻の穴があったり、背に広がった布地の下に黒い翼が見え隠れしていたり、足先に三本爪が有ったりとしていますので。
 アンケートプレゼントは、目次後ろの切手不用葉書で、2004-11/05必着で投函。餌は、『折り畳み自転車』を1名、『準備だけはあるのに、旅の』@内田春菊を5名、『PS2シュレック2』を5名となっている。料金受取人負担は好感だが、必着なのは雑誌の売り出しが遅れ投函した葉書が届くのにかかる地方人いぢめと見える。離島だと猶予は1週間から10日ほど少ない。

 『さくらの境』は、竹本泉の新連載。学園物でノリは、他社でよく出ているアレに近い。両親が海外へ行くので、翻訳家の母方叔母の内に転がり込んだものの、そこは猫屋敷で本が家中にあふれかえり、掃除も食事も殿方には内緒のレベル。猫好きのボーイフレンドがいたり、隣に学校の先輩が住んでいたりする。挙げ句に叔母が、しばらく欧州へ行くという。留守番に隣の先輩姉妹が来ることになるが…。本が家中風呂場にまで溢れ返ってと言うのは、なんで知っていると漏らしてしまうくらい、自分と極似。自炊は真面っぽくやっていますので、酒の摘まみ以外も冷蔵庫には入っていますけど…。前作の打切りは残念でしたが、本作も面白そうなので大いに期待。

 『怪・力・乱・神クワン』は、戻ればいつの間にか17年が過ぎていて、クワンは力を失っている。若そうに見えるシャガは、夫と子供と死別し房中術で実は曽祖母より上らしい…(汗;)

 『忍者飛翔 曼珠沙華』は、和田慎二の新連載。お帰り飛翔。香道と怪我で意識を失い幼児退行し始めたね太郎の話。混濁しながらも真琴に許しを乞うのは…(汗;) 赤子にまで戻ったね太郎に乳房吸わせた時、伏線が生きて来るのですが、羨ましいぞね太郎。怪我した時のことを覚えていないと言いつつ、一人で後始末。秀逸な忍者でも殺気がなければ油断もするのか。退治した筈のこれ、更に伏線にはなっていないか。香は八重につながり、その遺言が二人を別けているわけだが…

 『ふたつのスピカ』は、蓋を開ければ、グループにした意味とそれで予め用意された脱出路に気づくかと言う話らしい。

 『ファンタジック・チルドレン時計じかけの旅人たち』は、トーマを治療はしたものの、ヘルガは俺たちに任せろご苦労さん帰って良いよって話。ヘルガは自分の為にけがしたトーマを気遣ってのことだと思うが、トーマは当然許せず…。青春だねぇ

 『ただ死んだだけの話』は、新居さとしの読み切り。3話立てだが、目次からすると末弘の『たまのいもうと』の代打らしい。あおくび大根と共にページを移動して増頁している。話は、恋人が死んだが、その幽霊が自分にだけ見えて声が聞こえ、挙げ句にやたら陽気でと言う話。生きているならまだしも、こんな幽霊に憑かれたとあっては… 行く先大変そうである。

 『アガペ』は、唯一確実に存在するのは今の瞬間だけであり、未来はもとより過去も記憶共々あやふやであるという話。まぁ、歴史は生き残った者に都合の良いように書き換えますし、記憶は印象の集りに過ぎない。思い出は美化されますし、都合の悪いものは忘れて平衡を保とうとする。今起きている事すら、目撃者によって異なる情景になりますから、所詮…

 『二十面相の娘』は、唇を奪われた…、じゃなくて餌とするべく追い込んでいますねぇ。

 『キングゲイナー』は、次回単行本化の為に休載といいつつ、ペン入れもろくにしていないページがまた…。色々と確執があるのでしょうか?

 『ナリワイタイムス』は、アシモフ原作の『アイ、ロボット』が公開されてのに合わせてか、ロボットの話。ここのお人らしい。予告では次回は続きらしいのだが…? 夢に邁進中の好人物らしい。レインボーマン? いや判りませんよ、特撮はバロム1すら見てませんでしたし…(汗;) この漫画は、取材も大変でしょうけど、ネタも見せ方も上手いと思う。文字が多いのでラノベ以上を読めない人には敬遠されるかもしれませんけど…

 『アタゴオルは猫の森』は、タコの家と言ったら、ヒデヨシにはグレーテルのお菓子の家と同義でしょうねぇ。なんだかんだと、ヒデヨシが鍵を握っている模様。狂信者は、それしか見えず、それが世界の全てという点では一致していますね。

 『はなまるっ!』は、本絡みで図書館ネタ。図書館は、古い本はそれなりですが、今流行の鮮度の良い本は中々手に取れず、独特の分類で成れないと目当ての本を探し辛い。ビルを占めるほどの品揃えの豊かな新本屋が、近所にあると非常に嬉しいのですけど、現実はねぇ。品揃えの良い本屋はありましたが、入っていたビルが破産して撤退してしまったのが非常に惜しい。

 『すいむ。』は、まだまだ水着で嬉しいのやら。あいにとっては傍らにいるのが自然で当たり前だった筈なのに、その彼は他の女の傍らにいる。その彼女もあいがいるのを知らずに、想いを深めて…。どちらも悪気がないぶん厳しいですねぇ。悪者がいなくてすれ違っているだけだし。敢えて言うなら、女の気持ちに鈍感過ぎる男が悪い?


 新谷かおるは休載。アニメ化の始まった『ファンタジックチルドレン』でどれだけ便乗できるかにもよりますが、中々苦悶している感じです。新人漫画大賞の副賞に1年間の連載権なども付けていますけど、逆なような気もします。この号でちょうど60號で、次号から6年目にはいるわけですが、だんだんと店頭で見かけなくなっている気がするのは私の周りだけでしょうか?

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