定期更新@ZERO-SUM WARD
一賽舎刊行 Comic ZERO-SUM 2004-12月増刊 季刊漫画雑誌WARD Vol.6 2004 Autum號の掲載作リストを、拙宅の方で更新して来ました。
表紙は、「天使庁」から高河ゆんで『ティアラ&ジーグフリート』を白バックに背中合せに。他のコピーやロゴが金字なので、ちょっと派手かも?
誌上販売は、特製図書カードを目次後ろの手数料忘れないでね専用郵便振り込み用紙で、2004-12/15迄にとなっている。消印ウンスンはないので、ちょいと注意すること。購入は、雑誌1冊買ってどれか1枚のみ購入権ができる。餌は、『ティンクルセイバーNOVA』@藤枝雅、『天使庁』@高河ゆん、『蜂の巣』@峰倉かずや、『魔法使い養成専門マジックスター学院☆☆☆』@南澤久佳、『エビワンダーREACT』@おがきちかとなっている。絵柄はいづれも表紙やカラーの扉絵のもの。個人的には(B)に注目。
読者プレゼントは、9P前の専用の50円分本誌をお安くしておきました葉書で、2004-12/15消印有効。餌は、『蜂の巣クリアトレカ2枚セット』を50名、『天使庁マグカップ』を30名、『最遊記RELOADグッズセット』を3名、『PS2』1名、『GBASP』を3名、『デジカメ』を1名、『コミックス多事Over3.0サークルモデル』を2名他、全12種類を107名にチャンスを。
『ティンクルセイバーNOVA』は、藤枝雅の新連載…。と言っても、引っこ抜きだか引越しだか? 今回は、新顔さんへの顔見せとキャラ紹介がメインの構成。本編は、KINTOTOフェアをやっているミスドに正義の味方部一行が繰り出せば、そこで部活動中の世界征服部の御一行と鉢合わせすると言うもの。29Pとか31-34Pとかは描画表現上の効果なのでしょう…、多分。キャラの衣装に一家言ある方のようで制服も部活動の衣装もかわいいですね。デフォルメキャラも、携帯ストラップ付きのマイクロフィギュアにどこかしてくれないかなって、思いたくなるほどです。続きが季刊誌なので、年明けが待ちどおしいったら(笑)
『ロスト~異界の獣たち~』は、社会勉強させて頂きましたって感じ。リアルではやったもん勝ち喰ったもん勝ちですね。事故ですとか十分に反省してますとかの”手続き”をちゃんと取れば、K殺も面倒くさがりなので放免してくれます。家区座より高い、プライドとメンツを潰さなかったらね。世の中、要領の良い者勝ちです。人の社会は、異種族にとってやり難いねぇ(汗;)
『やさしい夜をまって』は、夢路行の読み切り。物の怪と見えない喫茶店の話しと言えばいいのか…。両親が不仲な娘が、そんな事平気なふりして、今夜も公園で犬を散歩させる。そこには、見えない喫茶店とそこへ通う不思議な客がいてと言う感じ。気づかない振りしていた心の傷に向かい合い、カタルシスでそれと折り合いをつけ一皮むける物語と言っていいのか…? この喫茶店の話は、2005-03/25発売予定の、全集の16巻目「夜話」に収録されるらしい。
『大江戸お庭番草紙 鉄火』は、篠原花那作画、高殿円原作の読み切り。幕末は、征夷大将軍家茂少年とそのお庭番とのcomedy。お察しのテーマは、家督争いで大奥がドロドロって感じ。上に怖い女が政事に絡むと、醜聞ばかりが後の世に残るような気がする。結婚相手も出てくるものの、基本筋は男の子愛ですね。後にそのことに気づいた和宮が、夫を男に盗られたと情念を渦巻かせれば、オバサン好みのドラマになると思うが…?
『蜂の巣』は、嫌世感から自殺願望のある少女に、おっさん二人が人の死に立ち合う仕事に連れ廻して、説教垂る話。言ってしまえば、死ぬのはいずれ必ず、否応なくできる。そして生きるのは、その時までしか出来ないとも言える。逆に最早この世に何の柵もなく、未練も悉く尽き果てたというのに、他の人間の都合だけでこの世に釘付けにされるのも惨たらしいものだとは思うが…
『千の月』は、榧世シキの読み切り。異端狩りと、それを犯さなければならなかった男との話。そもそも禁じる法と言うのは、ある者にとってはそれを行なうと利になるにも関らず、権力者にとってはそれを行なわれると損になるか禁じる事で利になるからこそ定められる。この様な宗教や倫理を建前とする法は、感情によるものだから、利を解いて正すわけにはいかないのが悲劇を呼ぶのだが…。
『赤色魔法使い』は、水原けんたの読み切り連載。いやぁ、眼鏡ッ娘の鑑のような魔女っ娘ですねぇ。400年ってところが、どっかのDSっぽいですけど? (笑)
『モーリー』は、武梨えりの読み切り。縫いぐるみにでもしたいような悪魔は置いておいて、リアルの苛めっ子はこんなにドライでも素直でもないですねぇ。社会の影を知らない理想論的正論ではありますが、モーリーの言うことは確かですね。世の中を覇しているのは、捩じくれているのは自分ではなく世の中の外のものだと信じて疑わない方々なのですが? 後のこの娘は随分出世していますが、正に語られるべきサクセスストーリーですね。
『不夜城挿話』は、「CYNTHIA THE MISSION」の続き。ラストで壊れたと言われて次回は色っぽいねぇチャンが楽しみになりそうですが、凶器は人ならぬ者であって、人となっては凶器にあらずって事。その意味では、G13は実にストイックでプロですねぇ。
『魔法使い養成専門マジックスター学院☆☆☆』は、思い込みの激しい女は危険だという話。でもそれでいいのか? 今3年なら、翌年入学を果たしたときには、相手は卒業していなくなっているわけだが…?
『DUAL』は、如月芳規の読み切り。出奔したやんちゃ姫に王城まで御帰還願うというもの。オチも特に目新しい物ではないが、オーソドックスなりにcomedy仕立てにしてあり、そちらの方は楽しめる。出奔していた間の冒険者話とか、又この3人で息抜きに出かけるようであれば、面白い話になるかもしれない。
『清泉平妖伝』は、ほづみりや&関涼子の読み切り。濁り水の代わりに泉に汲みに行けば、そこで水の仙人に言い掛れてと言う話。片方が女性であれば未だ良いのだが、BLなのは残念。いやいっそ、おなご同士というのも…。
『FLY HIGH!』は、御巫桃也の読み切り。落ちこぼれが通う魔法学園での話で、蓋を開ければ白鳥兄弟の家鴨の子がという話。異なる名づけをしているが、使っているのは魔法。この希な力は、戦局を見据えての指令塔なのかな?
『不機嫌な名探偵』は、渡辺瑞樹の前後編。あすかからのお引越しでしょうか? ミステリモノですが、594P右下角コマのピペットの先が三角フラスコの中に突き刺さっているとか、596Pで頭の傷からの血が上になっている顎先に垂ているとか、触れてはいけないんだろうなぁ。(汗;)
『SOUL GADET RANDIANT』は、いよいよ敵さんの懐へ突入。でもそこで、怖い姉御と御対面。ところで、フリムの能力は、再生能力というより賦活能力と言った感じがするのだが…(汗;)
ティンクルは面白そうで期待なのですが、季刊誌なので次が出る頃には前の話は忘れそうですねぇ。隔月刊からそんな感じになって来ますが、季刊誌ともなると読み切り中心で、ストーリーを引き継いでいるなら前回の粗筋があった方が親切ですね。毎号続いていても、完結した単独の話しが載る読み切り連載だと気になりませんけど。
WARDは、ZERO-SUMEの増刊で、定期刊行物コードも13736に対し13735と+1の偶数となっていて、しっかりと増刊である事を示しています。なのに、他の雑誌と違って増刊のWARDは、通巻としてカウントされていないんですよね。『大人のぢじょう』と呪文を唱えれば片付いてしまう問題ですが、素人目には、とても不思議で疑問ですね。
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